成人健常者の背臥位姿勢で体圧が最も小さい部位はどれか。
成人健常者の背臥位姿勢で体圧が最も小さい部位はどれか。
- ⑴ 後頭骨背臥位で支持面に接する骨の突出部で、体圧が集中する部位です。長時間の臥床では褥瘡ができることがあります。
- ⑵ 肩甲骨背臥位では肩甲骨の後面が支持面に接して体圧が集中します。腰椎のように支持面から浮いている部位ではありません。
- ⑶ 第3 腰椎背臥位では腰椎が前弯して支持面から浮くため、第3 腰椎のあたりには体圧がほとんどかかりません。
- ⑷ 仙 骨背臥位で最も体圧が高くなる部位で、褥瘡の発生頻度も高い部位です。体圧が最も小さい部位ではありません。
- ⑸ 踵 骨背臥位で下肢の重みが集中する骨の突出部です。体圧が高く、褥瘡ができやすい部位として知られています。
解説
正答は⑶の第3 腰椎です。背臥位では腰椎が前弯しているため、第3 腰椎のあたりは支持面から浮いた状態になり、体圧はほとんどかかりません。反対に、後頭骨、肩甲骨、仙骨、踵骨はいずれも骨が突出して支持面と接するため体圧が集中し、褥瘡ができやすい部位になります。なかでも仙骨部は背臥位で最も体圧が高く、褥瘡の発生頻度も高い部位です。体圧分散寝具の選択や体位変換の計画を考えるときは、これらの骨が突出した部位を守るという発想が必要になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成