ソクマル作業療法士

32 歳の女性。右利き。運輸会社で10 年間事務を担当している。1 か月前に脳梗…

32 歳の女性。右利き。運輸会社で10 年間事務を担当している。1 か月前に脳梗塞を発症したが、運動麻痺は認めないため退院し職場復帰した。与えられた仕事は意欲的に集中して行い、指示されたことを実行することはできていたが、上司からは自分で段取りを考えて行動ができないとの指摘を受けることが多くなった。この患者の高次脳機能障害の検査で最も優先されるのはどれか。

解説

正答は⑴のBADS です。指示されたことは実行できるのに自分で段取りを考えて行動できないという訴えは、計画の立案や状況に応じた切り替えを担う遂行機能の障害を示します。BADS は規則の変換、行動計画、鍵探しなど6 つの下位検査と質問紙から遂行機能を評価する検査ですので、最も優先されます。BIT は半側空間無視、CAS は認知症高齢者の生活行動、CAT は注意機能、RBMT は日常記憶の検査です。意欲的に集中して作業できている点からも、注意や記憶より遂行機能の評価が先になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成

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