後縦靱帯骨化症で正しいのはどれか。
後縦靱帯骨化症で正しいのはどれか。
- ⑴ 日本人より欧米人に多い。逆で、日本人など東アジアの人に多く、欧米では比較的まれな疾患です。日本では指定難病とされています。
- ⑵ 腰椎部に最も多く発生する。最も多い発生部位は頸椎で、次いで胸椎、腰椎の順になります。腰椎が最多ではありません。
- ⑶ 進行すれば痙性麻痺を生じる。骨化した靱帯が脊髄を圧迫するため、進行すると上位運動ニューロン障害による痙性麻痺や腱反射亢進、歩行障害が現れます。
- ⑷ 発症は遺伝の影響を受けない。家族内での発症が報告されており、遺伝的な素因の関与が指摘されています。
- ⑸ 有病率は男性より女性が高い。実際には男性に多く、男女比はおよそ2対1と報告されています。女性に多いという記述は誤りです。
解説
正解は⑶です。後縦靱帯骨化症は脊柱管の前方にある靱帯が骨に変わって脊髄を圧迫する病気で、進行すると上位運動ニューロンの障害による痙性麻痺、腱反射の亢進、手指の巧緻動作の低下や歩行障害が現れます。発生部位は頸椎が最も多く、欧米人より日本人を含む東アジアの人に多いことから指定難病として扱われています。家族内発症がみられて遺伝的な要因が関与し、有病率は男性の方が高くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成