変形性股関節症で正しいのはどれか。
変形性股関節症で正しいのはどれか。
- ⑴ 発症は遺伝の影響を受けない。背景となる寛骨臼形成不全には家族内での発症がみられ、遺伝的な素因の関与が指摘されています。
- ⑵ 有病率は女性より男性が高い。寛骨臼形成不全が女性に多いことを反映し、有病率は男性より女性の方が高くなります。
- ⑶ 一次性の頻度は二次性より高い。日本では形成不全による二次性が大半を占め、一次性の頻度はむしろ低くなります。欧米とは事情が異なる点に注意が必要です。
- ⑷ 変形性膝関節症の合併リスクは低い。股関節の可動域制限や跛行によって膝への負担が増すため、変形性膝関節症の合併はまれではありません。
- ⑸ 重量物作業を伴う職業は発症のリスク要因である。重量物作業では股関節に繰り返し大きな荷重が加わるため、発症の危険因子として知られています。正しい記述です。
解説
正解は⑸です。重量物を扱う職業では股関節に繰り返し大きな荷重が加わるため、変形性股関節症を発症する危険が高まることが知られています。日本では寛骨臼形成不全を背景とする二次性が大半を占め、原因のはっきりしない一次性はむしろ少数です。形成不全には遺伝的な素因が関与し、有病率は女性の方が高くなります。跛行や可動域制限から膝への負担が増すため、変形性膝関節症の合併もまれではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成