Guillain-Barré 症候群の診断で有用なのはどれか。
Guillain-Barré 症候群の診断で有用なのはどれか。
- ⑴ CT頭蓋内の出血や骨の評価に用いる検査で、末梢神経の脱髄は写りません。本症の診断には役立ちません。
- ⑵ MRI脳や脊髄の評価には有用ですが、主病変である末梢神経の障害をとらえる検査ではなく、診断の決め手にはなりません。
- ⑶ 髄液検査発症後1〜2週で細胞数が増えずに蛋白のみ増える蛋白細胞解離がみられ、本症の診断を支持する所見になります。
- ⑷ 脳波検査大脳の電気活動を調べる検査で、てんかんや意識障害の評価に使います。末梢神経の障害は反映しません。
- ⑸ 血液培養検査血液中の細菌の有無を調べる検査です。本症は先行感染のあとに起こる自己免疫の機序によるもので、菌が血中にいるわけではありません。
解説
正解は⑶です。ギラン・バレー症候群では、発症からおよそ1〜2週間後の髄液で蛋白が増える一方、細胞数は増えない蛋白細胞解離という所見がみられ、診断の助けになります。病変は末梢神経にあるため、頭部のCTやMRI、脳波では異常をとらえられません。血液培養は菌血症を疑うときの検査です。あわせて神経伝導検査で伝導速度の低下や伝導ブロックを確認すると、脱髄の裏づけが得られます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成