疾患と病因・病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。
疾患と病因・病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ Creutzfeldt Jakob 病 神経変性疾患クロイツフェルト・ヤコブ病は異常プリオン蛋白による感染性(伝達性)疾患に分類されます。
- ⑵ Parkinson 病 腫瘍性疾患パーキンソン病は黒質のドパミン神経細胞が変性・脱落する神経変性疾患で、腫瘍性ではありません。
- ⑶ 肝性脳症 感染性疾患肝性脳症は肝機能低下によりアンモニアなどが処理されずに生じる代謝性の脳症です。感染が原因ではありません。
- ⑷ 多系統萎縮症 脳血管疾患多系統萎縮症は線条体黒質系や小脳、自律神経系が変性する神経変性疾患で、脳血管疾患ではありません。
- ⑸ 多発性硬化症 脱髄疾患多発性硬化症は中枢神経の髄鞘が障害される脱髄疾患です。組合せが正しいのはこの選択肢だけです。
解説
正解は⑸です。多発性硬化症は中枢神経の髄鞘が免疫の働きによって壊される代表的な脱髄疾患で、時間的にも空間的にも多発する病巣により、視力障害や感覚障害、運動麻痺などが再発と寛解を繰り返します。これに対しクロイツフェルト・ヤコブ病は異常プリオン蛋白による感染性の疾患、パーキンソン病と多系統萎縮症は神経変性疾患、肝性脳症は肝不全に伴う代謝性の脳症であり、いずれも組合せが誤っています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成