運動学習で最も適切なのはどれか。
運動学習で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 学習初期から二重課題法を取り入れる。二重課題は難易度が高いため、学習初期は単一課題から始めます。技能が定着した段階で導入します。
- ⑵ 学習課題の難易度は高いほど効果がある。難易度は高いほどよいわけではありません。易しすぎても難しすぎても学習効果は下がります。
- ⑶ 療法士の助言は内在的フィードバックである。療法士の助言は外から与えられる情報なので外在的フィードバックです。内在的フィードバックは自身の感覚から得る情報です。
- ⑷ 記憶障害がある場合は試行錯誤学習を適応する。記憶障害がある場合は誤った動作を覚えてしまうため、試行錯誤学習ではなく誤りなし学習を用います。
- ⑸ 運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる。習熟に伴って無駄な筋活動が減り、同じ動作をより少ないエネルギーで遂行できるようになります。
解説
正解は⑸です。運動技能が習熟すると、余分な筋の同時収縮や無駄な動きが減り、必要な筋が適切なタイミングだけ働くようになるため、同じ課題をより少ないエネルギーで行えるようになります。学習の初期は課題を単純にして一つずつ練習し、難易度は易しすぎても難しすぎても効果が下がるため、対象者の能力よりわずかに高い水準に設定します。療法士が言葉で与える助言は、外から与えられる外在的フィードバックにあたります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成