成人の正常立位姿勢で正しいのはどれか。
成人の正常立位姿勢で正しいのはどれか。
- ⑴ 仙骨は前弯を示す。前弯を示すのは頸椎と腰椎です。仙骨と胸椎は後弯を示すため、この記述は当てはまりません。
- ⑵ 腰仙角は約5 度である。腰仙角は仙骨上面と水平面のなす角で約30度です。5度では小さすぎます。
- ⑶ 重心の位置は小児より相対的に頭部に近い。頭部が相対的に大きい小児のほうが重心は高い位置にあります。成人では相対的に低くなります。
- ⑷ 矢状面における重心は仙骨の前方に位置する。身体重心は第2仙椎のやや前方にあります。矢状面で仙骨の前方という記述に一致します。
- ⑸ 矢状面上における身体の重心線は大転子の前方を通る。重心線は大転子をほぼ通ります。明らかに前方を通るのは膝関節と外果の高さで、大転子には当てはまりません。
解説
正解は⑷です。成人の直立位における身体重心は、第2仙椎のやや前方、身長のおよそ55パーセントの高さにあります。矢状面での重心線は、乳様突起、肩峰、大転子、膝関節のやや前方、外果の前方を通ります。脊柱では頸椎と腰椎が前弯し、胸椎と仙骨は後弯します。腰仙角は約30度です。また小児は頭部が相対的に大きいため重心の位置が高く、成長に伴って下がっていきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成