肩甲上腕関節の内旋作用をもつのはどれか。
肩甲上腕関節の内旋作用をもつのはどれか。
- ⑴ 棘下筋棘下筋は回旋筋腱板の一つで、上腕骨大結節に停止して肩関節を外旋させます。内旋ではありません。
- ⑵ 広背筋広背筋は上腕骨の小結節稜に停止し、肩関節の伸展・内転とともに内旋にも作用します。
- ⑶ 小円筋小円筋も大結節に停止する外旋筋です。腋窩神経に支配され、棘下筋とともに外旋を担います。
- ⑷ 三角筋後部線維三角筋後部線維は肩関節の伸展と外旋に働きます。内旋に働くのは前部線維です。
- ⑸ 上腕二頭筋長頭上腕二頭筋長頭は結節間溝を通り、肩関節では外転や屈曲を補助します。内旋を主な作用とはしません。
解説
正解は⑵です。広背筋は下位胸椎や腰椎の棘突起、胸腰筋膜、腸骨稜などから起こり、上腕骨の小結節稜に停止するため、肩関節の伸展と内転に加えて内旋にも働きます。肩甲上腕関節の内旋筋には、ほかに肩甲下筋、大胸筋、大円筋、三角筋前部線維があります。一方で棘下筋と小円筋は回旋筋腱板のうち外旋を担う筋であり、三角筋後部線維も外旋に働くため、停止部が大結節側か小結節側かで整理すると覚えやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成