近位尿細管における再吸収率が最も高いのはどれか。
近位尿細管における再吸収率が最も高いのはどれか。
- ⑴ 水水は近位尿細管で約65〜70パーセントが再吸収されます。多い方ですが全量ではなく、グルコースには及びません。
- ⑵ グルコースグルコースは近位尿細管でほぼ全量が再吸収されます。血糖が高く再吸収能を超えると尿糖として現れます。
- ⑶ 水素イオン水素イオンは近位尿細管では再吸収ではなく管腔へ分泌され、重炭酸イオンの再吸収に使われます。
- ⑷ クレアチニンクレアチニンはほとんど再吸収されずに尿へ排泄されるため、糸球体濾過量の推定に利用されます。
- ⑸ ナトリウムイオンナトリウムイオンの近位尿細管での再吸収は約65パーセントです。残りは遠位部でホルモンにより調節されます。
解説
正解は⑵です。健康な人では、糸球体で濾過されたグルコースは近位尿細管でナトリウムとの共輸送によりほぼ100パーセントが再吸収され、尿中には現れません。水とナトリウムイオンも近位尿細管で6〜7割が再吸収されますが、残りはヘンレのループ以降で調節されるため、この部位に限った再吸収率はグルコースに及びません。水素イオンは逆に管腔へ分泌され、クレアチニンはほとんど再吸収されずに尿へ出ます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成