ワルファリンの抗凝固作用に拮抗するのはどれか。
ワルファリンの抗凝固作用に拮抗するのはどれか。
- ⑴ ビタミンAビタミンAは視覚や上皮の維持に関わる脂溶性ビタミンで、凝固因子の合成には関与しません。
- ⑵ ビタミンCビタミンCはコラーゲン合成や抗酸化に働きます。欠乏すると出血しやすくなりますが、拮抗薬ではありません。
- ⑶ ビタミンDビタミンDはカルシウムの吸収と骨代謝に関わるビタミンで、ワルファリンの作用機序とは無関係です。
- ⑷ ビタミンEビタミンEは抗酸化作用をもち、むしろ血小板凝集を抑える方向に働くため拮抗にはなりません。
- ⑸ ビタミンKワルファリンはビタミンK依存性凝固因子の合成を阻害します。ビタミンKを摂ると作用が打ち消されます。
解説
正解は⑸です。ワルファリンは肝臓でのビタミンK依存性凝固因子、すなわち第2・第7・第9・第10因子の合成を妨げることで抗凝固作用を示します。そのためビタミンKを多く含む納豆、クロレラ、青汁、緑黄色野菜を大量に摂ると薬の効きが弱まり、血栓症の危険が高まります。服用中の方には食事指導が欠かせません。作業療法の場面では出血傾向の有無や打撲への注意もあわせて確認しておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成