腋窩神経で正しいのはどれか。
腋窩神経で正しいのはどれか。
- ⑴ 三角筋を支配する。腋窩神経は三角筋と小円筋を支配します。麻痺すると肩関節の外転が困難になり、三角筋の萎縮がみられます。
- ⑵ 広背筋を支配する。広背筋を支配するのは胸背神経です。同じ後神経束から出る枝ですが、腋窩神経とは別の神経です。
- ⑶ 後骨間神経を分枝する。後骨間神経は橈骨神経の深枝が回外筋を貫いた後の呼び名で、腋窩神経からは分枝しません。
- ⑷ 上腕内側の皮膚感覚を支配する。上腕内側の皮膚感覚は内側上腕皮神経が担います。腋窩神経が担うのは肩の外側の皮膚感覚です。
- ⑸ 腕神経叢の外側神経束から分枝する。腋窩神経は後神経束から分枝します。外側神経束から出るのは筋皮神経と正中神経の外側根です。
解説
正解は⑴です。腋窩神経は腕神経叢の後神経束から分かれ、上腕骨外科頸の後面を回り込んで三角筋と小円筋の運動を支配します。あわせて上外側上腕皮神経として肩の外側の皮膚感覚も担います。上腕骨外科頸骨折や肩関節前方脱臼で損傷されやすく、麻痺すると三角筋が萎縮して肩関節の外転が困難になり、肩外側の感覚も鈍くなります。広背筋は胸背神経、後骨間神経は橈骨神経の枝、上腕内側の皮膚感覚は内側上腕皮神経が担当します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成