PTSD で誤っているのはどれか。
PTSD で誤っているのはどれか。
- ⑴ アンヘドニアがみられる。興味や喜びの喪失であるアンヘドニアは、認知と気分の陰性の変化としてPTSDでみられます。記述として正しいため正答ではありません。
- ⑵ アルコール乱用の要因となる。つらい症状を紛らわすために飲酒を重ね、アルコール乱用に至ることは実際に多くみられます。記述として正しいため正答ではありません。
- ⑶ 小さな物音に敏感に反応する。小さな物音への過敏な反応は過覚醒症状であり、驚愕反応の亢進として現れます。記述として正しいため正答ではありません。
- ⑷ 外傷体験の直後は詳しく体験を語らせる。直後に体験を詳しく語らせる心理的デブリーフィングは、再体験を促して症状を悪化させる恐れがあり推奨されていません。これが誤りです。
- ⑸ フラッシュバックによる心的外傷の再体験がみられる。フラッシュバックによる再体験は中核症状の一つです。記述として正しいため正答ではありません。
解説
正解は⑷です。この設問は誤っているものを選ぶ形式です。外傷体験の直後に詳しく体験を語らせる方法は心理的デブリーフィングと呼ばれ、かえって症状を悪化させる恐れがあるため現在は推奨されていません。直後は安全の確保と休息、生活の安定を優先します。アンヘドニアや過覚醒による物音への過敏な反応、フラッシュバックによる再体験はいずれもPTSDでみられる症状であり、飲酒による自己対処からアルコール乱用に至ることもあります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成