亜急性期(離脱後初期)の薬物依存症の評価項目で最も優先すべきなのはどれか。
亜急性期(離脱後初期)の薬物依存症の評価項目で最も優先すべきなのはどれか。
- ⑴ 作業能力作業能力の評価は社会復帰を見据えた回復期以降の課題です。身体が不安定な時期に負荷のかかる評価を行うのは適切ではありません。
- ⑵ 身体症状離脱後初期は自律神経症状や栄養障害、肝機能障害などが残りやすく、生命に関わる問題を見逃さないために身体症状の評価が最優先となります。
- ⑶ 生活リズム生活リズムの立て直しは重要ですが、身体が安定してから取り組む課題です。この時期の最優先事項ではありません。
- ⑷ 対処能力再使用を防ぐ対処能力の評価は回復期の中心的な課題であり、離脱直後の不安定な時期に優先するものではありません。
- ⑸ 対人関係対人関係の評価は自助グループへの参加などを見据えた回復期の課題で、身体状態の安定が前提となります。
解説
正解は⑵です。亜急性期は離脱症状が完全には消えきらず、栄養障害や肝障害、不眠やけいれんなどの身体的な問題が残りやすい時期です。まず身体症状を評価して生命の安全と治療の継続性を確保することが最優先になります。生活リズムや対処能力、対人関係、作業能力の評価は、身体の状態が安定してから回復期の課題として取り組む内容です。評価の優先順位は病期によって変わるという考え方を押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成