大規模災害時の避難所における作業療法士の災害支援で誤っているのはどれか。
大規模災害時の避難所における作業療法士の災害支援で誤っているのはどれか。
- ⑴ 生活ニーズの聞き取り生活ニーズの聞き取りは、避難所で困っていることを把握して支援につなげる基本的な役割です。記述として正しいため正答ではありません。
- ⑵ 避難所責任者との情報共有避難所責任者との情報共有は、環境整備や配置の調整を実現するために欠かせません。記述として正しいため正答ではありません。
- ⑶ 障害者の避難所アセスメント段差や通路幅、トイレの使いやすさなど、障害のある方の視点で避難所を評価することは作業療法士が担う役割です。
- ⑷ 廃用症候群の予防のための体操指導避難生活では活動量が減り心身の機能が低下しやすいため、体操の指導は重要な支援です。記述として正しいため正答ではありません。
- ⑸ 傷病重症度に応じた治療優先度の判断治療の優先度を判断するトリアージは医学的判断であり、医師などが担います。作業療法士の災害支援の役割ではないため、これが誤りです。
解説
正解は⑸です。この設問は誤っているものを選ぶ形式です。傷病の重症度に応じて治療の優先度を判断する行為はトリアージであり、医師などが医学的な判断として行うもので、避難所における作業療法士の役割ではありません。作業療法士は生活のニーズを聞き取り、障害のある方にとって避難所の環境が使えるかを評価し、避難所の責任者と情報を共有して環境を整えます。動かないことで生じる心身の衰えを防ぐ体操の指導も重要な役割です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成