Parkinson 病患者で早期に困難となる動作はどれか。ただし、いずれの動作も…
Parkinson 病患者で早期に困難となる動作はどれか。ただし、いずれの動作も上肢での代償はないものとする。
- ⑴ 寝返り寝返りは体軸内回旋に頼る動作で、この動きが早期から乏しくなるため最初に困難となります。夜間の寝返り困難は初期からよく聞かれる訴えです。
- ⑵ 平地歩行平地歩行は初期には保たれ、進行に伴って小刻み歩行やすくみ足が現れます。早期に困難となる動作ではありません。
- ⑶ 階段の昇り階段は段差という視覚的な手がかりがあるためすくみ足が起こりにくく、平地よりかえって昇りやすいこともあります。
- ⑷ 端座位の保持端座位の保持は姿勢反射障害が進んでから不安定になります。初期には問題になりません。
- ⑸ 椅子からの立ち上がり椅子からの立ち上がりは中期以降に困難となる動作です。初期から障害される寝返りより遅れて現れます。
解説
正解は⑴です。パーキンソン病では体軸内回旋、つまり肩と骨盤をねじり分ける動きが早い時期から乏しくなるため、寝返りが最初に難しくなります。寝返りは筋力よりも身体をひねって重心を移す協調的な動きに頼る動作で、手すりなどを上肢で引く代償が使えない条件ではとくに困難になります。歩行や階段昇降、立ち上がり、座位保持は、すくみ足や姿勢反射障害が進んでから問題になる動作であり、初期には比較的保たれています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成