全般性不安障害で正しいのはどれか。
全般性不安障害で正しいのはどれか。
- ⑴ 慢性化はまれである。全般性不安障害は数年にわたって症状が続くことが多く、慢性の経過をとりやすい疾患です。慢性化がまれというのは誤りです。
- ⑵ 男性と比較して女性に多い。有病率は女性のほうが高く、男性のおよそ2倍と報告されています。不安症全般に共通する性差の傾向でもあります。
- ⑶ 自律神経系の過活動はみられない。動悸や発汗、口渇、振戦、頻尿などの自律神経症状を伴うことが多く、身体症状を主訴に受診することも少なくありません。
- ⑷ 症状の消長に環境要因は影響しない。生活上のストレスや環境の変化によって症状は増悪も軽減もします。環境要因が影響しないという記述は当てはまりません。
- ⑸ 他の精神疾患と併存することはない。うつ病やパニック症、社交不安症などとの併存はむしろ多く、併存例では治療が長引きやすいことが知られています。
解説
正解は⑵です。全般性不安障害は、特定の対象に限らず仕事や健康、家族など多岐にわたる事柄について過剰な心配が続く疾患で、有病率は男性よりも女性のほうが高く、およそ2倍と報告されています。経過は慢性に及びやすく、筋緊張や易疲労、集中困難のほか、動悸や発汗、振戦といった自律神経系の過活動を伴います。うつ病やパニック症など他の精神疾患との併存も多く、治療にあたっては併存症の評価も欠かせません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成