急性心筋梗塞が疑われる場合に最も優先度が低い検査はどれか。
急性心筋梗塞が疑われる場合に最も優先度が低い検査はどれか。
- ⑴ 心電図心電図はただちに施行でき、ST上昇の有無から治療方針が決まります。最初に行うべき検査であり、優先度は最も高い部類です。
- ⑵ 心エコー心エコーはベッドサイドで実施でき、壁運動異常や心嚢液貯留、弁機能などを短時間で評価できます。優先度は高い検査です。
- ⑶ 冠動脈CT冠動脈CTは短時間で撮像でき、大動脈解離や肺血栓塞栓症との鑑別にも役立ちます。シンチグラフィーよりは優先されます。
- ⑷ 冠動脈造影冠動脈造影は責任病変を直接確認でき、そのまま経皮的冠動脈形成術に移行できます。急性期にはむしろ優先度の高い検査です。
- ⑸ 心筋シンチグラフィー核種の投与から撮像まで時間を要し、再灌流を急ぐ急性期の初期対応には向きません。この場面では最も優先度が低い検査になります。
解説
正解は⑸です。急性心筋梗塞が疑われる場面では、再灌流までの時間が予後を左右するため、短時間で情報が得られる検査から順に進めます。心電図はただちに施行でき診断の起点となり、心エコーはベッドサイドで壁運動異常や合併症を評価できます。冠動脈造影は診断と同時に経皮的冠動脈形成術へ移行できるため優先度が高い検査です。心筋シンチグラフィーは核種の投与と撮像に時間がかかり、急性期の初期対応としては最も優先度が低くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成