骨粗鬆症で正しいのはどれか。
骨粗鬆症で正しいのはどれか。
- ⑴ 女性より男性に多い。閉経後のエストロゲン減少が骨量低下を招くため、骨粗鬆症は女性に圧倒的に多い疾患です。男性に多いというのは逆です。
- ⑵ 遺伝的要因は影響しない。最大骨量には遺伝的要因が大きく関与し、家族歴は危険因子とされます。影響しないというのは誤りです。
- ⑶ 続発性より原発性が多い。加齢や閉経による原発性骨粗鬆症が大部分を占め、内分泌疾患や薬剤による続発性は少数にとどまります。
- ⑷ 骨折は大腿骨近位部が最も多い。骨粗鬆症に伴う骨折で最も多いのは椎体骨折です。大腿骨近位部骨折は生命予後への影響が大きい骨折ですが、頻度では椎体に及びません。
- ⑸ 日本の患者数は約100 万人である。日本の患者数は1000万人を超えると推計されています。約100万人という数字は実際より一桁少ない値です。
解説
正解は⑶です。骨粗鬆症は、加齢や閉経に伴う骨量減少を主因とする原発性と、内分泌疾患やステロイド薬の使用などが原因となる続発性に分けられ、患者数では原発性が大部分を占めます。とくに閉経後の女性ではエストロゲンの減少により骨吸収が亢進し、骨量が急速に低下します。骨折の好発部位や患者数の規模と併せて整理しておくと、選択肢の正誤を判断しやすくなります。原発性か続発性かの分類は治療方針にも関わる基本事項です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成