技法としてホームワーク〈宿題〉を用いるのはどれか。
技法としてホームワーク〈宿題〉を用いるのはどれか。
- ⑴ 支持的精神療法傾聴や保証、助言によって患者の適応能力を支える療法で、課題を出して次回に検討するという手続きは用いません。
- ⑵ 精神分析療法自由連想や夢の分析を通して無意識の葛藤を扱う療法です。面接外の課題を設定する技法はとりません。
- ⑶ 内観療法静かな場所で「してもらったこと」などを想起する身調べを行い、面接者が定期的に訪れて聴く形式で、宿題という枠組みではありません。
- ⑷ 認知行動療法面接で学んだ内容を生活場面で実践させるため、思考記録や行動実験などをホームワークとして設定するのが認知行動療法の特徴です。
- ⑸ 森田療法絶対臥褥から作業期へ進める入院療法が基本で、日記指導は行いますが、課題を設定して次回に検討するホームワークとは性質が異なります。
解説
正解は⑷です。認知行動療法では、面接で扱った内容を日常生活で試すことを重視し、次回までに取り組む課題をホームワーク(宿題)として設定します。思考記録表の記入や活動記録、行動実験などがその代表で、面接室の外での練習によって効果を定着させるねらいがあります。他の療法にも記録や日記を用いるものはありますが、治療者と患者が協同で課題を決め、次回にその結果を検討するという構造化された手続きを技法として明確に組み込んでいるのは認知行動療法です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成