病因のうち化学的要因はどれか。
病因のうち化学的要因はどれか。
- ⑴ 熱熱による熱傷や熱中症は、エネルギーが組織に作用して起こるものであり、物理的要因に分類されます。
- ⑵ 圧力圧力による褥瘡や減圧症は物理的要因です。物質の化学的な性質によって起こるものではありません。
- ⑶ 紫外線紫外線は電磁波であり、日焼けや皮膚がんを引き起こす物理的要因にあたります。
- ⑷ 放射線放射線も電離作用によって細胞を傷つける物理的要因です。化学的要因ではありません。
- ⑸ アスベストアスベストは鉱物繊維という物質そのものが肺に害を与えるため、化学的要因に分類されます。石綿肺や中皮腫の原因です。
解説
正解は⑸です。アスベストは石綿とも呼ばれる鉱物繊維で、吸い込むと肺に長くとどまり、石綿肺や中皮腫、肺がんを起こします。物質そのものの性質によって障害が生じるため、病因の分類では化学的要因に入ります。これに対して熱や圧力、紫外線、放射線は、エネルギーが組織に作用して損傷を与えるものであり、いずれも物理的要因に分類されます。両者の線引きを押さえておくと、この形式の問題で迷わずに済みます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成