エネルギー代謝で正しいのはどれか。
エネルギー代謝で正しいのはどれか。
- ⑴ 基礎代謝量は安静時代謝量より大きい。基礎代謝量は覚醒した安静仰臥位で測る最小限の値で、座位で測る安静時代謝量より小さくなります。大小が逆です。
- ⑵ 安静時代謝量は体重減少により低下する。代謝を行う組織の量が減るため、体重が落ちると安静時代謝量も下がります。減量が停滞する一因になります。
- ⑶ 呼吸商は糖質の燃焼が多くなると低下する。呼吸商は糖質のみの燃焼で1.0、脂質のみで約0.7です。糖質の燃焼が増えれば低下ではなく上昇します。
- ⑷ 代謝当量〈METs〉は基礎代謝量を基準にしている。代謝当量は安静座位の酸素摂取量、すなわち1分間に体重1キログラムあたり3.5ミリリットルを1とする単位です。
- ⑸ エネルギー代謝率〈RMR〉は安静時代謝量を基準にしている。エネルギー代謝率は作業に要したエネルギーを基礎代謝量で割った値です。基準にしているのは基礎代謝量です。
解説
正解は⑵です。安静時代謝量は代謝を行う組織の量に見合って決まるため、体重が減れば筋肉を含む代謝の場が小さくなり、その値も低下します。減量が進むほど消費量が落ちて体重が減りにくくなる現象は、この性質で説明できます。なお基礎代謝量は安静時代謝量より小さく、呼吸商は糖質の燃焼が増えるほど1.0に近づいて上昇します。代謝当量は安静座位の酸素摂取量を基準とし、エネルギー代謝率は基礎代謝量を基準とします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成