免疫グロブリンで正しいのはどれか。
免疫グロブリンで正しいのはどれか。
- ⑴ IgG は胎盤を透過する。IgGは免疫グロブリンの中で唯一胎盤を通過し、母体から胎児へ移行して出生後しばらくの感染防御を担います。
- ⑵ IgM は唾液に含まれる。唾液や涙、腸液などの分泌液に多く含まれるのは分泌型のIgAです。IgMは五量体で大きく、血管内にとどまります。
- ⑶ IgD は肥満細胞を活性化する。肥満細胞に結合して即時型アレルギーを起こすのはIgEです。IgDはB細胞の表面にあり、働きははっきりしていません。
- ⑷ IgA は血漿中に占める割合が最も多い。血漿中の免疫グロブリンで最も多いのはIgGで、七割から八割を占めます。IgAはその次に多い抗体です。
- ⑸ T 細胞が抗原の刺激を受けて産生する。抗体を産生するのはB細胞が分化した形質細胞です。T細胞は細胞性免疫を担い、抗体そのものはつくりません。
解説
正解は⑴です。IgGは五種類ある免疫グロブリンのうち唯一胎盤を通過でき、母体から胎児へ移行して生後しばらくの感染防御を担います。血漿中の免疫グロブリンとしても最も多く、七割から八割を占めます。唾液や涙、腸液などの分泌液に多いのは分泌型のIgAで、肥満細胞に結合して即時型アレルギーを起こすのはIgEです。免疫グロブリンはB細胞が形質細胞に分化して産生するものであり、T細胞はつくりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成