外胚葉から発生するのはどれか。
外胚葉から発生するのはどれか。
- ⑴ 筋骨格筋も心筋も平滑筋も中胚葉に由来します。体節から分かれた組織が筋になりますので、外胚葉からは発生しません。
- ⑵ 子宮子宮は中胚葉に由来するミュラー管から形成されます。卵管や腟の上部も同じ由来で、外胚葉から発生するものではありません。
- ⑶ 甲状腺甲状腺は咽頭の底の上皮が落ち込んでできる器官で、内胚葉に由来します。頸部にあるため紛らわしいのですが外胚葉ではありません。
- ⑷ 消化管消化管の上皮と、それに付属する肝臓や膵臓は内胚葉に由来します。周囲の平滑筋や漿膜は中胚葉で、外胚葉は関与しません。
- ⑸ 松果体松果体は間脳の後上部が突出してできる器官で、神経管すなわち神経外胚葉に由来します。外胚葉から発生するものに当たります。
解説
正解は⑸です。松果体は間脳の後上部から発生する器官で、神経管すなわち神経外胚葉に由来します。外胚葉からは表皮と皮膚の付属器、神経系全体、そして下垂体後葉や副腎髄質などが生じます。中胚葉からは骨や筋、心臓や血管、腎臓、性腺と子宮などが生じ、内胚葉からは消化管と気道の上皮、肝臓や膵臓、甲状腺などが生じます。したがって筋と子宮は中胚葉、甲状腺と消化管は内胚葉に由来し、外胚葉から発生するのは松果体だけです。三胚葉と器官の対応は整理して覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成