うつ病の復職支援の説明で正しいのはどれか。
うつ病の復職支援の説明で正しいのはどれか。
- ⑴ 公務員はリワークを目的とした精神科デイケアの利用対象外である。医療機関で行われる復職を目的とした精神科デイケアは、職種を問わず利用できます。公務員を対象から外すという定めはありません。
- ⑵ 試し出勤(リハビリ出勤)とは産業保健スタッフ同伴での出勤である。試し出勤は、本人が実際の通勤や職場での滞在を段階的に試すものです。産業保健スタッフが同伴することを条件とする仕組みではありません。
- ⑶ 地域障害者職業センターのリワーク支援は病状の回復を目的とする。地域障害者職業センターの支援は、職場復帰と雇用の継続を目的とした職業リハビリテーションです。病状の回復そのものは医療機関が担います。
- ⑷ 急性期での安静・休養が終わり次第、リワークプログラムを導入する。安静と休養が終わって間もない時期は、まだ負荷に耐えられません。症状がある程度安定し、生活リズムが整ってから導入します。
- ⑸ リワークで実施されているプログラムには教育プログラムが含まれる。疾病や服薬の理解、再発の兆しへの気づき、ストレス対処などを学ぶ教育的な内容が含まれています。作業課題だけで構成されるものではありません。
解説
正解は⑸です。復職支援の枠組みでは、集中力や作業耐性を戻す作業課題だけでなく、病気や薬についての理解を深める心理教育、再発の兆しに気づく方法、ストレスへの対処や考え方の癖を整える認知行動療法的な取り組みなどが組まれており、教育的な内容が含まれています。ほかの4つは、公務員の利用可否、試し出勤の意味、地域障害者職業センターの支援の目的、導入の時期について、それぞれ実際と異なる説明です。復職支援は医療、職場、公的機関が役割を分担して進める点も押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成