Alzheimer 型認知症に特徴的なのはどれか。
Alzheimer 型認知症に特徴的なのはどれか。
- ⑴ 階段状に進行する。階段状の進行は脳血管性認知症の特徴です。梗塞が起こるたびに症状が段階的に悪化します。アルツハイマー型はゆるやかに進行します。
- ⑵ 錐体外路症状を伴う。錐体外路症状はレビー小体型認知症の特徴で、動作の緩慢さや筋固縮を伴います。アルツハイマー型では初期にはみられません。
- ⑶ まだら認知症である。まだら認知症は脳血管性認知症の特徴で、障害される能力と保たれる能力が入り混じります。アルツハイマー型では全般的に低下します。
- ⑷ 地誌的見当識障害がある。側頭葉と頭頂葉の障害により場所の見当識が損なわれ、見慣れた道で迷う地誌的見当識障害が早期からみられます。特徴的な症状です。
- ⑸ 末期まで病識は保たれる。病識はむしろ早い時期から乏しくなります。物忘れを指摘されても取り繕ったり、他人のせいにしたりする反応がみられます。
解説
正解は⑷です。アルツハイマー型認知症では側頭葉と頭頂葉の萎縮が早くから進み、記憶障害に続いて場所の見当識が損なわれます。そのため見慣れた道で迷う地誌的見当識障害が特徴的にみられ、進行すると自宅の中でもトイレの場所がわからなくなります。経過は数年をかけてゆるやかに進むのが典型で、病識は早い段階から乏しくなります。階段状の進行やまだら認知症は脳血管性認知症の特徴、錐体外路症状はレビー小体型認知症の特徴ですので、どの型の特徴かを整理して覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成