精神科作業療法のインテイク面接(初回面接)で適切なのはどれか。
精神科作業療法のインテイク面接(初回面接)で適切なのはどれか。
- ⑴ 作業療法の目的を説明する。作業療法の目的と進め方を本人に説明することは初回面接の中心です。見通しが立って不安がやわらぎ、参加への動機づけにもつながります。
- ⑵ 幻聴がある場合は面接を中止する。幻聴があること自体は中止の理由になりません。負担の程度を見ながら時間を短くするなど、進め方を調整して面接を続けます。
- ⑶ ベットサイドでの実施が基本である。初回面接は落ち着いて話せる面接室で行うのが基本です。ベッドサイドは他の患者さんの目や耳があり、私的な話を聞く場としては適しません。
- ⑷ 緊張が強い患者の場合は対面同位法で行う。真正面で向き合う配置は視線が合い続けて緊張を高めます。緊張の強い方には机の角をはさむ直角法など、視線を外せる座り方が向いています。
- ⑸ 作業療法士自身の詳細な個人情報を説明する。作業療法士自身の詳細な個人情報を伝える必要はありません。治療関係の枠を保つうえでも、私的な情報の開示は避けるべきです。
解説
正解は⑴です。初回面接では、これから何のために作業療法を行うのか、どのような場所でどのように進むのかを本人にわかる言葉で伝えることが欠かせません。目的を共有することで見通しが立ち、不安がやわらいで参加への動機づけにつながるからです。初回面接では同時に、生活歴や現在の困りごと、希望を聞き取り、信頼関係の土台をつくります。ほかの4つは、症状を理由に面接を打ち切る、場所や座り方の配慮を誤る、治療者側の私的な情報を伝えるといった、初回面接の目的から外れた対応です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成