術後せん妄への対応で誤っているのはどれか。
術後せん妄への対応で誤っているのはどれか。
- ⑴ 視力補正眼鏡を使って見えにくさを補うことは、感覚の遮断を減らしてせん妄を予防する基本的な対応です。記述として正しいので正答ではありません。
- ⑵ 脱水補正脱水は術後せん妄を引き起こす身体的な誘因の一つで、その補正は適切な対応です。記述として正しいため正答にはなりません。
- ⑶ 見当識への刺激時計やカレンダーを置き、日付や場所を繰り返し伝えることは見当識を保つ有効な対応です。正しい記述なので正答ではありません。
- ⑷ 早期からの運動早期からの離床と運動は昼夜のリズムを整え、せん妄の予防に役立ちます。適切な対応ですので、誤りを選ぶこの問いの正答にはなりません。
- ⑸ 夜間の完全消灯完全な消灯は見当識の手がかりを奪い、不安や錯覚を強めてせん妄を悪化させます。ほのかな明かりを残すのが適切で、この記述が誤りです。
解説
正解は⑸です。術後せん妄への対応としては誤りですので、この選択肢が正答になります。夜間に部屋を完全に暗くすると、周囲の状況がわからなくなって見当識の手がかりが失われ、不安や錯覚が強まってかえってせん妄を悪化させます。実際には足元灯などのほのかな明かりを残し、昼夜のリズムがつくように日中は明るくして活動を促します。ほかの4つは、感覚の遮断を減らす、身体的な原因を取り除く、見当識を保つ、早期に離床するという、いずれも予防と対応の基本に沿った正しい内容です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成