MTDLP で正しいのはどれか。
MTDLP で正しいのはどれか。
- ⑴ 遂行度を聞き取る。遂行度と満足度を聞き取る指標はカナダ作業遂行測定です。生活行為向上マネジメントで本人に尋ねるのは実行度と満足度です。
- ⑵ 家族に聞き取りを行う。本人の聞き取りに加えて、家族からも生活の実際や協力の見込みを聞き取ります。合意目標を実現できる計画にするために必要な情報です。
- ⑶ ICIDH の視点を用いている。用いているのは国際生活機能分類の視点です。国際障害分類は能力障害を一方向にとらえる旧来の分類で、この枠組みの土台ではありません。
- ⑷ 精神障害患者には適用しない。精神障害のある方にも用います。したい生活行為を軸に据える考え方は領域を問わず適用でき、認知症の方や小児にも使われています。
- ⑸ ADL に関する客観的な評価は用いない。機能的自立度評価法やバーセルインデックスなどの客観的な評価もあわせて用います。主観的な聞き取りだけで組み立てるものではありません。
解説
正解は⑵です。生活行為向上マネジメントは、本人が「したい」「する必要がある」と考える生活行為を聞き取り、それを実現する計画を立てて実行と確認まで行う一連の枠組みです。聞き取りは本人が中心ですが、本人だけでは把握しきれない生活の実態や周囲の協力体制を知るために、家族からも情報を集めます。国際生活機能分類の考え方にもとづき、心身機能から活動や参加、環境因子までを一続きに整理する点が特徴です。対象は身体障害に限らず、精神障害のある方や認知症の方にも用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成