高次脳機能検査の一部を図に示す。このような図版が含まれるのはどれか。
高次脳機能検査の一部を図に示す。このような図版が含まれるのはどれか。
- ⑴ BADS動物園地図検査のように、地図上で順路を計画させる図版を含む遂行機能の検査です。図に示された課題の性質に一致します。
- ⑵ BITBITは行動性無視検査で、線分抹消や模写などにより半側空間無視を調べます。計画を立てさせる課題ではありません。
- ⑶ FABFABは前頭葉機能の簡易検査で、類似性の判断や語の流暢性、運動系列などを口頭と動作で行います。地図の図版はありません。
- ⑷ SLTASLTAは標準失語症検査で、聴く・話す・読む・書く・計算の言語機能を絵カードなどで評価します。
- ⑸ WAIS-ⅣWAIS-Ⅳは成人の知能検査で、積木模様や行列推理などの課題を用います。地図で計画を立てさせる検査ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正答は⑴です。BADSは遂行機能障害を行動面から評価する検査で、規則変換カード検査、行為計画検査、鍵探し検査、時間判断検査、動物園地図検査、修正6要素検査から構成されます。動物園地図検査のように、地図上で条件を守りながら順路を計画させる図版が含まれるのが特徴です。他の選択肢は半側空間無視、前頭葉機能の簡易検査、失語症、知能を調べる検査であり、図版の性質も課題の目的も異なります。検査名と課題の内容を対応づけて覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成