作業の選択の要素で誤っているのはどれか。
作業の選択の要素で誤っているのはどれか。
- ⑴ 使役使役は人を働かせることを意味し、作業の選択で検討する要素ではありません。作業は対象者にとっての意味と本人の選択を前提とします。
- ⑵ 時間1回に要する時間や完成までの期間は、体力や集中力に合わせて作業を選ぶ重要な要素です。
- ⑶ 運動範囲作業に必要な関節運動の範囲や姿勢は、機能の維持や改善を図るうえで欠かせない検討要素です。
- ⑷ 対人交流個人作業か集団作業かによって求められる交流の量が変わるため、対人交流の程度は選択の要素になります。
- ⑸ 素材の特性素材の硬さや扱いやすさ、失敗のしやすさは難易度や達成感を左右するため、選択の要素として検討します。
解説
正答は⑴です。作業を選ぶときに検討するのは、活動に要する時間、運動の範囲や強度、対人交流の程度、素材や道具の特性、工程の複雑さ、完成までの見通しなど、治療目的と対象者の状態に照らして調整できる要素です。使役は人を使って働かせることを指す言葉であり、作業の選択の要素ではありません。作業療法では、作業が対象者にとって意味を持ち、本人が選び取れることが前提になるため、指示して働かせるという考え方はこの分野の原則と相容れません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成