1 歳1 か月の女児。遠城寺式乳幼児分析的発達検査の結果(別冊No. 3)を別に…
1 歳1 か月の女児。遠城寺式乳幼児分析的発達検査の結果(別冊No. 3)を別に示す。考えられる運動発達年齢はどれか。
- ⑴ 4 ~5 か月4〜5か月は首がすわり寝返りを始める段階です。結果票の通過項目の上限より低く、できている項目を過小評価することになります。
- ⑵ 5 ~6 か月移動運動と手の運動で通過した項目の上限が5〜6か月の目盛りにあるため、運動発達年齢は5〜6か月と読み取ります。
- ⑶ 6 ~7 か月6〜7か月は寝返りが確実になり座位保持が始まる時期ですが、結果票の通過項目はその水準まで達していません。
- ⑷ 7 ~8 か月7〜8か月は座位が安定して這い始める時期で、本児の通過項目より進んだ水準にあたります。
- ⑸ 8 ~9 か月8〜9か月は四つ這いやつかまり立ちの時期にあたり、結果票が示す水準を大きく超えています。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正答は⑵です。遠城寺式乳幼児分析的発達検査は移動運動・手の運動・基本的習慣・対人関係・発語・言語理解の6領域を月齢の目盛りに沿って示す検査で、運動発達年齢は移動運動と手の運動で通過した項目の上限から読み取ります。本児は暦年齢1歳1か月ですが、運動領域の通過項目が5〜6か月の水準にとどまっているため、運動発達年齢は5〜6か月と判断します。他の月齢は結果票の通過位置と合いません。暦年齢との差から遅れの程度をとらえることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成