血管疾患と関連因子の組合せで誤っているのはどれか。
血管疾患と関連因子の組合せで誤っているのはどれか。
- ⑴ Buerger 病 ― 喫煙Buerger病は若い男性の喫煙者に多い閉塞性血管炎で、喫煙との関連は正しい記述です。
- ⑵ 下腿静脈瘤 ― 妊娠妊娠では子宮による圧迫とホルモンの影響で静脈瘤ができやすく、正しい記述です。
- ⑶ 解離性大動脈瘤 ― アテローム硬化アテローム硬化は大動脈壁をもろくして解離の素地をつくるため、正しい記述です。
- ⑷ 深部静脈血栓症 ― 長期臥床長期臥床は下肢の血流を停滞させて血栓をつくるため、正しい記述です。
- ⑸ 結節性多発動脈炎 ― 糖尿病結節性多発動脈炎は免疫の異常による血管炎で、糖尿病は関連因子になりません。
解説
正解は⑸です。結節性多発動脈炎は中小の動脈に壊死性の炎症が起こる血管炎で、免疫の異常が関与するとされ、B型肝炎ウイルスとの関連も指摘されています。糖尿病が関連因子になるという記述は誤りです。糖尿病が関わるのは細小血管障害やアテローム硬化であり、血管炎とは成り立ちが異なります。血管の病気は、炎症によるものと動脈硬化によるものを分けて整理しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成