痙縮が出現し得るのはどれか。
痙縮が出現し得るのはどれか。
- ⑴ 筋強直性ジストロフィー筋強直性ジストロフィーは筋の疾患で、収縮後に弛緩が遅れるミオトニアが特徴です。
- ⑵ Guillain-Barré 症候群Guillain-Barré症候群は末梢神経の障害で、腱反射が低下し筋緊張も下がります。
- ⑶ 多発性筋炎多発性筋炎は筋の炎症性疾患で、近位筋の筋力低下が主体になります。
- ⑷ 多発性硬化症中枢神経の脱髄によって錐体路が障害され、痙縮が生じます。
- ⑸ 腕神経叢麻痺腕神経叢麻痺は末梢神経の障害で、弛緩性の麻痺になります。
解説
正解は⑷です。痙縮は上位運動ニューロンが障害されたときに現れる筋緊張の亢進で、多発性硬化症では中枢神経の脱髄によって錐体路が障害されるため痙縮が生じます。腱反射の亢進やBabinski徴候を伴う点も特徴です。筋そのものや末梢神経の障害では、むしろ筋緊張は低下します。筋緊張の高さは、障害されている部位を推測する手がかりになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成