頸髄損傷完全麻痺(第6 頸髄節まで機能残存)の上肢機能で可能なのはどれか。 2つ…
頸髄損傷完全麻痺(第6 頸髄節まで機能残存)の上肢機能で可能なのはどれか。 2つ選べ。
- ⑴ 小指の外転小指の外転を担う手内在筋は第1胸髄節の支配で、第6頸髄節では働きません。
- ⑵ 母指の内転母指内転筋は第8頸髄節から第1胸髄節の支配で、この高位では働きません。
- ⑶ 手関節の背屈長・短橈側手根伸筋が働くため、手関節の背屈が可能です。
- ⑷ 肘関節の屈曲上腕二頭筋と腕橈骨筋が働くため、肘関節の屈曲が可能です。
- ⑸ 中指DIP 関節の屈曲中指のDIP関節を屈曲させる深指屈筋は第8頸髄節の支配で、この高位では働きません。
解説
正解は⑶と⑷です。第6頸髄節まで機能が残存していれば、長・短橈側手根伸筋が働くため手関節を背屈でき、上腕二頭筋と腕橈骨筋によって肘関節を屈曲できます。手関節を背屈させると腱の張りで手指が曲がる腱固定作用を利用して、物をつまむことも可能になります。残存高位と使える筋の対応を押さえておきましょう。残存高位が一つ違うだけで、できる動作が大きく変わります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成