良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。
良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。
- ⑴ 被膜を有する。被膜をもち周囲と境界が明瞭なのは良性腫瘍の特徴です。
- ⑵ 発育速度は遅い。発育速度は悪性腫瘍のほうが速く、短期間で大きくなります。
- ⑶ 浸潤性に発育する。周囲へ入り込みながら広がる浸潤性の発育が悪性腫瘍の特徴です。
- ⑷ 細胞の分化度が高い。悪性腫瘍では細胞の分化度が低く、もとの組織の形から離れていきます。
- ⑸ 細胞の核分裂が少ない。悪性腫瘍では核分裂像が多く、増殖が盛んであることを示します。
解説
正解は⑶です。悪性腫瘍は被膜をもたず、周囲の組織の間に入り込みながら広がる浸潤性の発育を示し、さらに血管やリンパ管を通って離れた臓器へ転移します。この浸潤と転移が良性腫瘍との決定的な違いで、手術で取り切れるかどうかにも関わります。発育速度や分化度とあわせて整理しておきましょう。転移の有無は治療方針を左右するため、評価の際にも確認しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成