頭部単純CT で低吸収域として描出されるのはどれか。
頭部単純CT で低吸収域として描出されるのはどれか。
- ⑴ くも膜下出血くも膜下出血では脳底部の髄液腔に血液が広がり、高吸収域として白く描出されます。
- ⑵ 脳梗塞慢性期壊死した組織が水分の多い空洞に置き換わるため、低吸収域になります。
- ⑶ 脳出血急性期脳出血の急性期は血腫が高吸収域として明瞭な白い領域に描出されます。
- ⑷ 急性硬膜下血腫急性硬膜下血腫も血腫であり、三日月型の高吸収域として描出されます。
- ⑸ 脈絡叢の石灰化石灰化はカルシウムを含むため、強い高吸収域として白く描出されます。
解説
正解は⑵です。脳梗塞の慢性期では、壊死した組織が吸収されて水分の多い空洞に置き換わるため、頭部単純CTでは周囲の脳より黒く写る低吸収域として描出されます。出血やカルシウムはエックス線をよく吸収するため白く写ります。CTの濃淡は組織の密度を反映するという原則で考えましょう。画像を読むときは、いつの時点の所見かを必ず確かめましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成