胃の分泌で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
胃の分泌で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ ヒスタミンは胃酸分泌を抑制する。ヒスタミンは壁細胞に働いて胃酸分泌を促進します。抑制ではありません。
- ⑵ 迷走神経刺激は胃酸分泌を促進する。迷走神経はアセチルコリンを介して胃酸の分泌を促します。
- ⑶ ガストリンは蛋白質の消化酵素である。ガストリンは胃酸分泌を促すホルモンで、消化酵素ではありません。
- ⑷ 内因子はビタミンB12 の吸収に関与する。壁細胞から分泌され、回腸でのビタミンB12の吸収に必要です。
- ⑸ ペプシノーゲンは壁細胞から分泌される。ペプシノーゲンを分泌するのは主細胞です。壁細胞は胃酸と内因子を分泌します。
解説
正解は⑵と⑷です。胃酸の分泌は、迷走神経による神経性の刺激、ガストリンによるホルモン性の刺激、ヒスタミンによる局所性の刺激が重なって促進されます。また胃の壁細胞からは内因子も分泌され、これが回腸でのビタミンB12の吸収に欠かせません。胃を切除すると内因子が失われ、やがて貧血が起こります。胃の細胞ごとに分泌する物質が異なる点を、表にして整理しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成