骨格筋で正しいのはどれか。
骨格筋で正しいのはどれか。
- ⑴ 健常成人では体重の約10 % を占める。骨格筋は健常成人で体重のおよそ40%を占めており、10%では少なすぎます。
- ⑵ 赤筋線維はミトコンドリア量が少ない。赤筋線維は持久的に働く線維で、ミトコンドリアもミオグロビンも豊富です。
- ⑶ 筋疲労の化学的原因は乳酸の蓄積である。乳酸の蓄積によるpHの低下が、筋疲労の化学的な原因として説明されます。
- ⑷ 神経筋接合部での興奮の伝達は両方向性である。神経筋接合部では神経から筋へ一方向にのみ伝達が行われます。
- ⑸ 低負荷の運動強度では白筋線維が活性化しやすい。低い負荷ではまず赤筋線維が働き、負荷が上がるにつれて白筋線維が動員されます。
解説
正解は⑶です。激しい運動で筋内に乳酸がたまると水素イオンが増えて筋内のpHが下がり、収縮に関わる酵素の働きが妨げられて力が出にくくなります。これが筋疲労の化学的な原因として説明されてきました。有酸素運動を続けると乳酸を処理する能力が高まり、疲れにくくなることも押さえておきましょう。疲労には神経系の要因も関わるため、化学的な要因だけで説明できるわけではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成