誤嚥性肺炎への対応で正しいのはどれか。
誤嚥性肺炎への対応で正しいのはどれか。
- ⑴ 食事直後に臥位で休憩させる。食直後の臥位は逆流を招きます。食後は30分から1時間ほど座位を保ちます。
- ⑵ 酸素投与中はベッド上安静にする。酸素投与中でも状態が安定していれば離床を進め、廃用の進行を防ぎます。
- ⑶ 絶飲食中に口腔ケアは不要である。絶飲食中こそ唾液中の細菌が増えるため、口腔ケアは欠かせません。
- ⑷ 就寝時にベッドの頭位を軽度挙上する。頭位を軽度挙上することで就寝中の逆流と誤嚥を防げます。
- ⑸ 総エネルギー必要量は肺炎の重症度から算出する。必要エネルギー量は体重や活動量、基礎代謝から求めるもので、肺炎の重症度では決めません。
解説
正解は⑷です。就寝中は胃の内容物や唾液が逆流して気道に入りやすく、これが誤嚥性肺炎の原因になります。ベッドの頭側を10〜30度ほど上げておくと、逆流が起こりにくくなり誤嚥の危険を減らせます。食後すぐに横にならないこと、口腔内を清潔に保つことと合わせて、再発を防ぐ基本の対応になります。食事の形態やとろみの調整も、歯科や管理栄養士と相談しながら進めましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成