透析患者の血液生化学検査で正常値より大きく低下するのはどれか。
透析患者の血液生化学検査で正常値より大きく低下するのはどれか。
- ⑴ CRPCRPは炎症があれば上昇する指標で、透析患者でも低下する項目ではありません。
- ⑵ 血清尿酸血清尿酸は排泄が障害されるため、むしろ上昇する傾向にあります。
- ⑶ 血中尿素窒素血中尿素窒素は老廃物であり、腎機能の低下によって上昇します。
- ⑷ ヘモグロビンエリスロポエチンの産生低下による腎性貧血のため、大きく低下します。
- ⑸ 血清クレアチニン血清クレアチニンも排泄されずに蓄積するため上昇します。
解説
正解は⑷です。腎臓が障害されるとエリスロポエチンの産生が減り、赤血球がつくられなくなるため、透析患者では腎性貧血が生じてヘモグロビンが正常値より大きく低下します。治療では赤血球造血刺激因子製剤と鉄の補充が行われます。貧血は易疲労性や息切れの原因になるので、運動の負荷量を決める際に値を確認しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成