高齢者への薬物療法で正しいのはどれか。
高齢者への薬物療法で正しいのはどれか。
- ⑴ 加齢に伴い有害事象が多くなる。代謝と排泄の機能が低下するため、有害事象が起こりやすくなります。
- ⑵ 高齢者は有害事象が重症化しない。予備能が低いため、高齢者では有害事象が重症化しやすくなります。
- ⑶ 1 回投与量が多いほど治療効果が高い。投与量を増やせば効果が高まるわけではなく、有害事象の危険が増します。
- ⑷ 服薬歴は現在の身体機能に影響しない。服薬内容はふらつきや意識の低下として身体機能に影響するため、必ず確認します。
- ⑸ 服薬数の増加は有害事象の要因にならない。服薬数が増えるほど相互作用が起こりやすく、有害事象の大きな要因になります。
解説
正解は⑴です。加齢に伴って肝臓での代謝と腎臓からの排泄が低下するため、同じ量の薬でも血中濃度が高くなりやすく、有害事象が起こりやすくなります。さらに複数の疾患をもつことで薬の種類が増え、相互作用の危険も高まります。ふらつきや転倒、認知機能の低下が薬の影響であることも多いので、服薬内容を確認する習慣をもちましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成