発症後2 時間の脳梗塞において典型的な画像所見はどれか。
発症後2 時間の脳梗塞において典型的な画像所見はどれか。
- ⑴ 単純CT での高吸収域単純CTで高吸収域となるのは出血です。脳梗塞ではこの所見は現れません。
- ⑵ 単純CT での低吸収域単純CTで低吸収域がはっきりするのは発症から6時間以降で、2時間では描出されません。
- ⑶ MRI のT1 強調像での高信号領域T1強調像で高信号になるのは亜急性期の出血や脂肪成分で、超急性期の梗塞では現れません。
- ⑷ MRI のT2 強調像での高信号領域T2強調像で高信号になるのは発症から数時間以降で、2時間の時点では描出が難しい段階です。
- ⑸ MRI の拡散強調像での高信号領域発症から数十分で高信号として描出され、超急性期の脳梗塞を検出できます。
解説
正解は⑸です。拡散強調像は水分子の動きやすさを画像にする方法で、梗塞によって細胞が膨らみ水の動きが妨げられると、発症から数十分で高信号として描き出されます。超急性期の脳梗塞を検出できる唯一の方法といってよく、血栓溶解療法の適応を判断するうえでも欠かせません。CTで出血を否定し、拡散強調像で梗塞を確認する流れを押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成