Colles 骨折で正しいのはどれか。
Colles 骨折で正しいのはどれか。
- ⑴ 成人より小児に多い。Colles骨折は骨粗鬆症のある高齢女性に多く、小児より成人に多くみられます。
- ⑵ 尺骨遠位端の骨折である。橈骨遠位端の骨折であり、尺骨遠位端の骨折ではありません。
- ⑶ 遠位骨片は掌側に転位する。遠位骨片は背側に転位し、フォーク状変形を呈します。掌側に転位するのはSmith骨折です。
- ⑷ 合併症に正中神経損傷がある。腫脹と転位により手根管で正中神経が圧迫されることがあります。
- ⑸ 骨折の分類にはGarden 分類が用いられる。Garden分類は大腿骨頸部骨折に用いる分類で、Colles骨折には使いません。
解説
正解は⑷です。Colles骨折は橈骨遠位端が背側に転位する骨折で、手をついて転んだときに起こります。腫脹と転位によって手根管の内圧が高まり、正中神経が圧迫されて母指から環指橈側のしびれが出ることがあります。固定後もしびれの訴えに注意し、手指の運動と腫脹の管理を早期から行いましょう。高齢者では転倒予防の指導も合わせて行いましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成