末梢神経の脱髄がみられるのはどれか。
末梢神経の脱髄がみられるのはどれか。
- ⑴ 多発性硬化症多発性硬化症は中枢神経の脱髄疾患で、末梢神経は侵されません。
- ⑵ de Quervain 病de Quervain病は母指の腱と腱鞘の炎症で、神経の脱髄は起こりません。
- ⑶ 進行性核上性麻痺進行性核上性麻痺は中枢神経の変性疾患で、脱髄が主体ではありません。
- ⑷ 腰部脊柱管狭窄症腰部脊柱管狭窄症は神経が圧迫されて症状が出るもので、脱髄が原因ではありません。
- ⑸ Guillain-Barré 症候群自己抗体によって末梢神経の髄鞘が傷害される代表的な脱髄疾患です。
解説
正解は⑸です。Guillain-Barré症候群は、感染のあとに生じた自己抗体が末梢神経の髄鞘を攻撃する脱髄性の疾患です。下痢や上気道炎から1〜3週後に、両下肢から上へ広がる筋力低下と腱反射の消失が現れます。多くは数週でピークに達した後に回復しますが、呼吸筋麻痺に至ることもあるため呼吸状態の観察が欠かせません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成