鉄棒に肩関節屈曲90°、肘関節屈曲90°の肢位で懸垂している状態からゆっくりと体…
鉄棒に肩関節屈曲90°、肘関節屈曲90°の肢位で懸垂している状態からゆっくりと体を下降させているとき、遠心性収縮をする筋はどれか。
- ⑴ 棘上筋棘上筋は肩関節の外転の始まりに働く筋で、下降を制御する役割はありません。
- ⑵ 広背筋肩関節の伸展筋として、屈曲していく動きに逆らいながら遠心性に働きます。
- ⑶ 烏口腕筋烏口腕筋は肩関節を屈曲・内転させる筋で、この場面では求心性にも遠心性にも主役になりません。
- ⑷ 三角筋前部三角筋前部は肩関節を屈曲させる筋なので、下降の動きと同じ方向に働くことになります。
- ⑸ 大胸筋鎖骨部大胸筋鎖骨部も肩関節の屈曲に働く筋で、下降を制動する側ではありません。
解説
正解は⑵です。鉄棒にぶら下がった状態からゆっくり体を下ろしていくとき、肩関節は屈曲していく方向へ動きます。この動きに逆らって体の落下を制御しているのは、肩関節を伸展させる広背筋であり、筋が長くなりながら張力を出す遠心性収縮が起きています。遠心性収縮は、動いている方向と反対の作用をもつ筋に生じると考えると判断しやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成