医療安全対策で適切なのはどれか。
医療安全対策で適切なのはどれか。
- ⑴ 患者が作業療法室内を自由に移動することを認めない。移動を一律に禁じることは行動の制限にあたり、必要性と手続きを欠いた対応は適切ではありません。
- ⑵ 自傷行為がある患者でも、希望があれば切り絵をさせる。自傷行為のある患者に刃物を使う作業を希望だけで認めるのは危険で、種目と管理の工夫が必要です。
- ⑶ 易怒性のある患者の作業療法は、複数の患者とともに行う。易怒性のある患者を集団に入れると、他の患者との摩擦から暴力に発展するおそれがあります。
- ⑷ 無断離院のリスクがある対象者の作業療法は、当面1 対1 で行う。目を離さずに関われる体制をとることで、離院の危険を抑えながら治療を続けられます。
- ⑸ 早期の改善のために、患者が過負荷になっても励まして作業療法を継続する。過負荷のまま励まして続けると症状が悪化し、事故や拒否につながります。
解説
正解は⑷です。無断離院のおそれがある患者では、他の患者と一緒の集団場面では目が届きにくく、離れた隙に院外へ出てしまう危険があります。当面は1対1で関わり、場所や動線を把握できる体制をとることで安全を守りつつ作業療法を続けられます。リスクが下がれば段階的に集団へ広げる方針を、チームで共有しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成