高次脳機能障害で正しいのはどれか。
高次脳機能障害で正しいのはどれか。
- ⑴ 性格の変化はみられない。前頭葉の損傷などでは怒りっぽさや無関心といった性格の変化が現れることがあります。
- ⑵ 外見上から障害を容易に判断できる。外見では分かりにくいため「見えない障害」と呼ばれ、周囲の理解が得られにくいことが問題になります。
- ⑶ 脳の損傷部位によらず症状は一定である。損傷部位によって失語、記憶障害、注意障害、遂行機能障害など現れる症状は大きく異なります。
- ⑷ 記憶障害と比べて注意障害は回復しにくい。注意障害は比較的改善が得られやすく、記憶障害のほうが長く残りやすいとされます。
- ⑸ 60 歳以上では脳血管障害によるものが多い。高齢者では脳血管障害が原因の大半を占めます。
解説
正解は⑸です。高次脳機能障害の原因は年齢によって偏りがあり、若い世代では交通事故などによる外傷性脳損傷が多い一方、60歳以上では脳梗塞や脳出血といった脳血管障害によるものが大半を占めます。原因となった病気や損傷の部位によって現れる症状が変わるため、評価では発症の経緯と画像所見を合わせて確認しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成