二分脊椎で正しいのはどれか。
二分脊椎で正しいのはどれか。
- ⑴ 髄膜瘤は神経障害を伴う。髄膜だけが脱出する髄膜瘤では、神経組織は含まれず神経障害を伴わないことが多くなります。
- ⑵ 脊髄係留症候群の好発年齢は2〜3歳である。脊髄係留症候群は身長が伸びる学童期以降に症状が現れることが多い病態です。
- ⑶ 脊髄係留症候群は上肢の感覚障害を伴う。係留されるのは脊髄の下端であるため、症状は下肢と膀胱直腸に現れます。
- ⑷ 脊髄髄膜瘤ではChiari 奇形の合併は稀である。脊髄髄膜瘤ではChiari奇形の合併が多く、まれではありません。
- ⑸ 脊髄髄膜瘤では水頭症を合併する。髄液の流れが妨げられるため、多くの例で水頭症を合併します。
解説
正解は⑸です。脊髄髄膜瘤では、脊髄と髄膜が背部に脱出するため下肢の麻痺や膀胱直腸障害を伴い、さらに小脳が下方へ落ち込むChiari奇形を高い割合で合併します。これによって髄液の流れが妨げられるため、多くの例で水頭症を合併し、シャント術が必要になります。麻痺の高位によってできる動作が変わるため、残存機能を確かめて支援を組み立てます。膀胱直腸障害への対応も欠かせません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成