胸部の解剖について正しいのはどれか。
胸部の解剖について正しいのはどれか。
- ⑴ 縦隔後面は心臓である。縦隔とは左右の肺に挟まれた領域のことで、心臓はその中に含まれます。
- ⑵ 肺栄養血管は肺動脈である。肺を養う栄養血管は気管支動脈です。肺動脈はガス交換のための機能血管になります。
- ⑶ 区域気管支は左右5本ずつある。区域気管支は右が10本、左が8本前後で、左右5本ずつではありません。
- ⑷ 胸骨柄と第3肋骨は関節を形成する。胸骨柄と関節をつくるのは第1肋骨と第2肋骨の一部で、第3肋骨は胸骨体に付きます。
- ⑸ 臓側胸膜と壁側胸膜は連続している。肺門のところで折り返して連続し、閉じた胸膜腔をつくります。
解説
正解は⑸です。胸膜は肺の表面を覆う臓側胸膜と、胸壁の内面を覆う壁側胸膜に分けられますが、肺門のところで折り返して互いに連続した一枚の膜になっています。その間の胸膜腔は閉じた空間で、わずかな液体を含み常に陰圧に保たれています。気胸ではここに空気が入って肺がしぼみます。胸膜腔が陰圧に保たれていることで、肺は膨らんだ状態を保てます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成